雨だれ

夜の種 散らばる眠りを彷徨う代わりに
丘を這う塔からの光を
戸惑う古い足取り
かき混ぜ燻らせては
溜まる水溜り取りの苦労を知る者は居ない。

水溜り取りの苦悩

夜の種 芽吹きの眠りに誘われぬ様
丘を這う雲からは
雨だれ

かけひき とは
溜まるお水を
すくい上げては落とすこと

誰か止めて
たまたま溜まる
誰か 止めて
たまたまこぼす

とめて
たまる
こぼす

反射板をうまく使い
私を隠してしまったなら
誰が溜まる水にうろたえ、私を探してくれるだろうか
『そもそも、水溜りに気付くのだろうか・・・』

夜の種 芽吹きの眠りに
丘を這う雲からは
雨だれ



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